- せんとう
- I
せんとう【仙洞】(1)太上天皇の御所。 仙洞御所。 院の御所。 仙院。
「忠盛又~に最愛の女房をもつて/平家 1」
(2)太上天皇。 上皇。 院。「主上にも~にも御弟にておはしましけり/保元(中・古活字本)」
(3)仙人の住む清浄界。IIせんとう【先登】(1)まっさきに行うこと。 まっさきに到着すること。 また, その人。「殉死の~は此人で/阿部一族(鴎外)」
(2)まっさきに敵陣に乗り込むこと。 さきがけ。IIIせんとう【先頭】一番さき。 一番まえ。 まっさき。 先登。⇔ 後尾「~をきる」「~に立って活躍する」IVせんとう【剪刀】はさみ。 主に外科手術の際に用いる洋式のはさみをいう。Vせんとう【塼塔】塼(=煉瓦(レンガ))で築いた仏塔。VIせんとう【専当】〔「せんどう」とも〕(1)もっぱらその事に当たること。「大宰大弐吉備朝臣真備をしてその事を~せしむ/続紀(天平勝宝八)」
(2)荘官の一。 荘園の領主から任命されて, 荘園に関する実務をつかさどる者。(3)寺院の雑務に従事する下役の僧侶。 専当法師。VII「しら大衆・神人・宮仕・~みちみちて/平家 1」
せんとう【尖塔】細長く先がとがった形の屋根をもつ建物。 ゴシック建築の教会などに多く見られる。VIIIせんとう【尖頭】(1)とがった頭。(2)とがった先。 尖端。IXせんとう【戦闘】たたかうこと。 特に, 兵器を用いて敵と戦いを交えること。X「繰り返し~する」
せんとう【船灯】(1)船にともすあかり。(2)船舶が航海中や停泊中に掲げることを義務づけられている灯火。XIせんとう【船頭】船のへさき。 船首。XIIせんとう【銭刀】〔「刀」は鉈(ナタ)の形をした中国古代の貨幣〕ぜに。 銭貨。XIIIせんとう【銭湯・洗湯】料金をとって一般の人々を入浴させる浴場。 ふろや。 湯屋。 公衆浴場。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.